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おばけやしきの作り方

「おばけやしき2023」が、無事終了しました。

真嘉部コミュニティセンターのYOUTUBEチャンネルにも「おばけやしきの作り方」を投稿しましたが、こちらにも作り方をご紹介したいと思います。(記事の最後に動画のリンクを貼っています)


真嘉部コミュニティセンターでは、主にこのような順番で行っていきます

1.設定を考える

2.通路を考える

3.部屋を暗くする

4.通路を作る

5.こわ~い音楽と飾りつけ

6.余裕があれば演出

 

【1.設定を考える】

この女の子の名前は「真嘉子」。センターの名前をもじってつけました。(おばけなので、あまりいそうにない名前というところもポイント)

毎年、真嘉子がコミュニティセンターにやってきて、子どもたちを怖がらせるという設定にしています。

キャラクターがいなくても、「病院」「学校」など場所の設定を考えるのも おばけやしきが作りやすくなります。

 

【2.通路を考える】

会場となる場所に、おおよその 通路を考えて配置図を作ります。

 

 

【3.部屋を暗くする&冷やす】

窓ガラスに新聞紙を貼り、カーテンを閉めて部屋を暗くします。完全に電気を消してしまうと部屋が暗すぎて危険なので、照明をカバーしたりして調整します(※熱がこもらないように十分注意してください)

 

季節によってはクーラーをかけて部屋を冷やしておくと、入ったときに空気が「ヒヤっ」として怖さが増します。

 

【4.通路を作る】

真嘉部コミュニティセンターでは、たばこの段ボールを使用して通路を作っています。

 

たばこの段ボールは丈夫で大きさも同じなので、通路が作りやすいです。おそらく同じものを10年くらい使っているかと思います。今では手に入りにくいかもしれません。同じ段ボールをを3つ重ねてつなげ、床にガムテープで止めます。ガムテープはニチバンというメーカーの黒色が粘着力が強くてしっかり止まるのでそれを使用しています。

そして、道をくねくねとして 曲がり角を多くしておきます。会場が狭くても先が見えないと広く感じますし「ここの角に何かいそう・・・!」と恐怖心をあおることができます。

 

段ボールの通路ができたら、黒色のビニールで覆っていきます。これも昔は黒いごみ袋が安価でありましたが、私たちは農業用の黒マルチというものを使っています。本来は畑に使うものですが、大きくて広い面を覆えるので便利です。これも、できるかぎり使いまわしをします。(丁寧に扱って次年度も使用します)

部屋を暗くすれば もしかしたら黒いビニールは省略してもいいかもしれませんが、やはりあるのとないのでは雰囲気が違ってきます。

(※注意※)通路ができあがったら本番と同じように部屋を暗くして歩いてみます。暗すぎるとお客さんが転んでしまうので、暗すぎないか、危ないものがないか確認します。足元を照らすライトをつけたり、ぶつかると危険そうな窓ガラスなどあるときは、段ボールで覆うなどしておきます。お客さんは驚いた拍子に思いもよらない行動をする時があります。

 

【5.怖~い音楽とかざりつけ】

暗くて狭い通路、怖いBGMがあわさると、それだけでもおばけやしきらしい雰囲気ができあがりますが 怖いイラストや小物を置いてさらに怖さをUPさせます。

チャレンジクラブ(子どもスタッフ)のみんなに怖いイラストを描いてもらったり、手形をつけたりしてもらいました。

  

また100円ショップのハロウィンコーナーにも怖い小物を見つけることができます。

真ん中と右のお面は100円ショップ、左の一つ目のお面は手作りです。

お面の作り方は風船に新聞紙を貼って作る「張り子」の要領で作っています。(けっこう怖いできあがりですよね)

暗くてくねくねした通路、怖いBGM、おばけの絵や写真、これだけでも十分こわい「おばけやしき」のできあがりです。人がやる「おばけ」が加わるとさらに怖さが増します。

 

【6.余裕があれば演出】

おばけ屋敷によくある演出として、「壁から手が出てくる」「突然大きな音を出す」「行動を指示する(ミッションを課す)」などがあります。

「壁から手が出てくる」・・・本当に壁に穴を開けることはできないので(笑)通路の一部分を開けておいて、上から黒ビニールをカーテンのようにかけておきます。黒ビニールの隙間から手を出します。お客さん側から見ると、壁に見えます。

「突然大きな音を出す」・・・道具を使って大きな音を出してもいいですし、おばけ役に大きな声で叫んでもらったり(おばけが笑うのも意外と怖いです)ドンドンと足で床を鳴らしたりのもいいですね。

「行動を指示する(ミッションを課す)」・・・お客さんに「〇〇を取ってきて」「〇〇を置いてきて」「メッセージを読んできて」などの指示をだします。

2023年のおばけやしきは「人形を取ってきて、仏壇にお供えする」というミッションにしました。

女の子がかがんでいる茶色の大きい箱の中に、お人形があります。そこからお人形を取るときにもドキドキの仕掛けが・・・(体験した人だけのヒミツです)

お人形は進んだ先にある「仏壇」にお供えします。

チャレンジクラブ(子どもスタッフ)は、おばけ役はもちろん、お客さんがミッションで取ってきたお人形を元に戻したり、通路が壊れそうなところがあれば厚生員に伝えたりと裏方も頑張ってくれました。

なかでも、出口付近にいたおばけ役の子の迫真の演技で(小学校5年生の女子)かなりのお客さんが声を上げて驚いていましたよ。


以上が真嘉部コミュニティセンターのおばけやしきの作り方でした。学校、PTAでのお化け屋敷、学園祭・文化祭など「おばけやしき」を作ってみたい!という方の参考になれば嬉しいです。

飾りつけをカボチャやコウモリなどに変えると、ハロウィンのホラーハウスなんかにも応用できるかと思います。

台風で日程が変わり、準備期間も短縮になったりと担当のN先生も大慌てで準備しました。

3年ぶりの開催で「あれってどう準備してたっけ!?」とカンを取り戻すのに苦労しましたが、3日間で493人のお客さんがきてくれました。(台風が来なかったらもっと多かったかも!)

来てくれた皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、チャレンジクラブの子どもたち、ありがとうございました!


最後に、お化け屋敷の作り方や中の様子を動画でも紹介していますので、よろしければご覧ください。

画像をクリックすると、真嘉部コミュニティセンターのyoutubeチャンネルに移動します。ぜひチャンネル登録、いいね!、高評価お願いします。コメントも大歓迎です。

 

おまけ動画↓片付けの様子です

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