おばけやしきの運営方法
長い夏休みも終わり、ほっとしている保護者の皆様も多いのではないでしょうか?児童館でも今年の夏休みは企画が盛りだくさん!で、大変充実した夏休みとなりました。
面シーサー作り 墨文字・墨絵
消しゴムハンコ 夏野菜ピザ作り
島くとぅば講座
さて、夏休みは終わったものの「来年の夏休みはおばけやしきをやってみたいなぁ」、と考えている先生方や「学校でお祭りの企画を任されちゃったけど・・・」という保護者の方、「とにかく子ども達と楽しいことをやってみたい!」「おばけやしきってどうやって運営するんだろう?」
という方に運営方法を解説していきたいと思います。
真嘉部コミュニティセンターは児童館になりますので、児童館でのおばけやしき運営を想定してこの記事を書いていますが、注意事項などはどの施設でも共通していると思うので、PTA行事や文化祭など このやり方をアレンジして運営の参考にしていただければと思います。
また「作りかた」については以前投稿した記事に詳しく書いてあるので、そちらもご覧ください。
それでは、具体的な運営方法について、
【予約の取り方】
【広報のしかた】
【当日の動き】
の三つに分けて書いていきたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。
【予約の取り方】
まず、予約の取り方について説明します。
「おばけやしき」に来てくれるのは保育園や学童、児童ディなどの「団体」と
家族連れやお友達同士などの「一般」の方々です。
団体で来てくれるところは、平日に稼働しているので平日に団体の日を設定し、週末は家族で来てくれることを想定して週末に一般の日としました。(「おばけやしき」開催期間は当センターの場合、夏休み期間です)
2024年では8月8日~9日を団体、10日~12日を一般としました。
団体の場合は1枠45分間で40名程度、一般は1時間に60名ほどのお客さんに対応できるとして予約を取っていきます。長年おばけやしきを担当している先生の経験値です。(4~5名まで、5名以上は2つに分かれてもらう)
↑団体予約の表と一般予約の表
大体1組遅くても5分くらいの体験時間という計算です。そして忘れてはいけないのはおばけ役を子ども達がやる場合、休憩時間を設けることです。団体ではテンポよくお客さんがおばけやしきに入っていくので、時間を詰めて予約を入れると子ども達の休憩・トイレタイムが取れなくなってしまいます。意外におばけ役も疲れてしまうので水分補給や休憩がとれるようにしておきます。
※団体の予約表は2時間に1回、15分の間をあけています。また午前午後行う場合はお昼時間も考えて予約を取ります。
年々団体のお客さんが増え、残念ながらお断りすることも増えてきたので、職員の間では団体の日を増やそうかという話をしているところです。
ちなみに1グループ4~5名までというのには理由があります。たくさんの人数でおばけやしきに入ると、怖すぎて走って通り過ぎるお客さんがいたとき危険だからです。通路を壊してしまったりする場合もあります。
【広報のしかた】
せっかく作ったおばけやしき、たくさんのお客さんに来てもらいたいですよね。そこで次は広報の仕方についてお伝えします。
*ポスター掲示
王道のポスター掲示です。センター内はもちろん、近隣のお店に協力してもらいポスターを貼らせてもらっています。パソコンできれいに作ったものもいいですが、子ども達の手書きポスターも味があっていい感じですよ!
真嘉部コミュニティセンターに住んでいるおばけ「真嘉子(まかこ)」は、手書きイラスト
*SNS
今どきの宣伝方法ですね。当センターではインスタグラム、YOUTUBE、TikTokなど各種SNSを活用して広報を行います。
*地元の掲示板・市の広報誌
おばけやしきを始めた当初はまだ当センターでの開催が周知されていなかったので、よく「ごーやーどっとねっと」という地元のイベント紹介サイトに掲載してもらっていました。無料でイベント告知をしてもらえます。最近は広く宣伝をしなくても予約がたくさん来るようになったので、こちらへはお願いしていません。
また地元の子ども達に多く来てもらいたいので、豊見城市の広報誌には毎年夏休みイベントとして掲載してもらっています。
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↑上の画像にカーソルを合わせると「広報とみぐすく2024年8月号」を見ることができます。
【当日の動き】
おばけやしき当日は、職員で役割分担をしっかりとしておきます。
受付・電話係、駐車場係、誘導・入り口係、おばけ係、カメラ・フリー係など、それぞれ詳しく紹介します。
スタッフと打ち合わせするS先生
*受付・電話係
お客さんが来館したら、予約表を確認して番号札を渡します。また当日は問い合わせの電話も多く来るので、電話を取る係もいたほうがよいです。
電話をするN先生
*駐車場係
団体の場合は予約の時点で車種や台数を確認しておきます。施設によって止められる台数など違ってくると思いますが、「この時間に何台車がくるか」把握していたほうが係も動きやすいかと思います。また、子どもが出入りするため接触事故などが起きないように注意を払う大事な仕事です。
*誘導・入り口係
番号札を持ったお客さんを呼び、順番におばけやしきに案内する係です。そして入り口係はおばけやしきのストーリーを説明したり、注意事項を伝えます。※走らない、おばけや壁をさわらないなど
また、中にいるおばけ役に「〇名入りまーす!!」と伝えます。
受付の様子と 入り口でストーリー動画を見る子ども達
*おばけ係
自身もおばけ役をしながら、子どもスタッフやお客さんに困ったことがないか確認します。例えばおばけ役の子に体調不良の子がいないか、急に「トイレに行きたい」となる子もいるので、お客さんがいないときに巡回して確認します。
入り口係から「〇名入ります!」と教えてもらえるので、中に取り残されているお客さんがいないか、入った人数だけちゃんと出たか確認します。(増えていたりして(笑))
*カメラ・フリー係
お客さんやスタッフの様子を写真におさめます。人だけでなく入り口や待合室の飾りつけ・看板などを撮ってもらい資料として次年度の参考にします。そして係が動けない状況の時は代わりに他のスタッフへ伝言したりと、フリーで動ける職員がいると便利です。
おばけと思われ怖がれていたカメラマン
以上、おばけやしきの運営方法について解説しました。
YOUTUBEでも動画で説明していますので、よければご覧になってください。おばけやしきに入ったお客さんの様子も投稿していますよ。
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